石原慶幸氏 広島・森&玉村は持てる力を発揮することがローテ入りへの近道

 「オープン戦、DeNA9-1広島」(2日、横浜スタジアム)

 広島はドラフト2位・森翔平投手(三菱重工West)が3回1/3を4失点、玉村昇悟投手が3回5失点と、ともに先発ローテーション候補の2人が精彩を欠いた。デイリースポーツ評論家の石原慶幸氏は「まずは自分の力を出すことが先決」と指摘した。

  ◇  ◇

 森、玉村両投手が失点を重ねる結果となった。2人は先発ローテーションの5番手、6番手を争う立場にあるが、そこへの近道としてまずは自身の力をマウンドで発揮することを求めたい。

 森君はDeNAのバッターの粘りに遭う中で、四球を与え、痛打も許した。少し相手を意識しすぎたように思う。

 一方の玉村君も、いいボールもあったし、うまくカウントも取れていたが、そこから粘られて根負けする形になった。追い込んでからの打ち取り方に課題が見えた。

 もし僕が声を掛けるなら「キャンプやブルペンでやってきたことをまず試合でやっていこう」と言うと思う。その上で打たれた、抑えたという結果を分析、反省することが次につながるのだから、それをできずに終わった2人の投球はちょっともったいない。

 どうしても「ローテ争い」という言葉が耳に入ってくるが、そこに執着しすぎると自分を見失ってしまう。まずは力を出すことが先決ということを強く意識して、次回登板に臨んでもらいたい。

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