床田で8連勝!自己採点辛口もチームは3連続完封で5割復帰

 「ヤクルト0-2広島」(27日、神宮球場)

 広島・床田寛樹投手(24)がリーグトップタイの4勝をマークし、チームを勝率5割復帰に導いた。7回を投げ5安打無失点。3、4月の月間MVPに前進した。救援陣も盤石で2012年以来5度目となる3試合連続完封を成し遂げ、チームは2年ぶりの8連勝を達成。開幕直後の投倒現象は過去のこと。ここから一気に貯金ウイークに突入だ。

 床田は顔色一つ変えず、痛快な空振り三振を見届けた。1点リードの七回、2死一、二塁のピンチ。球数100球を超え、最後の力を振り絞った。勝負球は宝刀のスライダー。絶妙なコースに決まると、1番太田のバットが豪快に空を切った。

 「情けないです…。ピッチャーに四球を出して、ピンチを広げてしまった。ああいうところをしっかり投げないといけないです」

 試合後は真っ先に七回にピンチを招いた場面を反省したが、ヤクルトのエース小川と堂々の投手戦を演じた。7回5安打無失点。右打者の内角への制球は精度を欠いたというが、会沢から「左の内角、右の外角には投げ切れているから大丈夫だよ」と鼓舞され、自信を持って腕を振った。

 普段は気さくな性格だが、自己採点はいつも辛口だ。東京ドームで巨人相手にプロ初勝利を挙げたプロ1年目からそうだった。その試合後、緒方監督と恒例の記念撮影に収まりながら「スミマセン、こんなピッチングして」と頭を下げた。唯一、興奮気味にまくし立てたのが「阿部さん、村田さん、長野さんのオーラはすごかった!」…。あれから2年、縁あってチームメートとなった長野から先制点をプレゼントされ、必死にそのリードを守り抜いた。

 開幕前、「目標はキャリアハイです!」と言い切った。2年前は登板3試合目に左肘痛でまさかの離脱。あの悪夢を忘れないため、一戦一戦を胸に刻んでいる。それが3、4月で4勝をマーク。月間MVPにノミネートされる活躍となり、早くも新人王の声まで聞こえてきた。緒方監督もえびす顔だ。「七回はちょっと厳しい場面もあったけど、床田がよく投げてくれた」とねぎらった。

 チームは2年ぶりの8連勝で借金を一気に完済した。投手陣も31イニング連続無失点を継続。開幕直後の投壊も過去の話。球団記録の39イニング(2012年)を視界に捉え、12連戦の初戦を最高の形で滑り出した。

 ヒーローインタビューで床田は「長い戦いが始まりますけど、精いっぱい戦います」と東京の鯉党に約束した。開幕戦以来の貯金生活へ、鯉のぼりの季節を前に王者が息を吹き返した。

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