阪神・及川 岩崎見返す!「今年はダメだろ」愛あるハッパに闘志 自身初の2年連続2桁登板へ「最低ノルマ50試合」
阪神の及川雅貴投手(24)が8日、チームメートの岩崎がリーダーを務め、静岡県の草薙球場で行っている「TEAM ZAKI」の自主トレを公開。これまで2年連続で活躍した経験のない左腕は、鉄腕岩崎からのブラックジョークに発奮。50試合以上を最低ノルマに掲げ、さらなる飛躍を目指す。
期待値が高いからこそ、愛のあるハッパをかけられている。ここまで隔年での活躍が目立ち、2年続けて2桁登板を果たしたことのない及川に対し、岩崎は「今年はダメだろ」と、あえて口にしている。
先輩からの言葉の意味を、及川はしっかり受け止めている。「自分も(岩崎の意図は)理解しているので、見返していけたらと思います。頑張ってますけど、もっと頑張りますね」。さわやかな笑顔の奥で、静かに闘志を燃やしていた。
新境地に挑んでいる。昨季は自身初のシーズン1軍完走。最多を大きく更新する66試合に登板し、防御率0・87。抜群の安定感を誇り、最優秀中継ぎのタイトルまであと一歩に迫った。ただ、これまでにない登板数。「やっぱり例年に比べたら(疲れは)抜けにくいなと思いました」と反動は少なからず感じていた。
それでも頼れる先輩たちが近くにいる。5年連続50試合登板の岩崎に加え、24年に70試合を投げた桐敷と、自主トレをともにするメンバーは鉄腕ぞろい。「経験してる人にしかわからない」と、昨年のシーズン終盤からオフの過ごし方について助言を求めてきた。
「(練習を)やった方がいいのか、休むのか。分類が難しかった」とこのオフは葛藤もあったが、見極めながら、うまくコントロールしてきた。この日もマウンドで投球練習を行い、力強い直球を投げ込んだ。「今のところは順調にきている」と元気に練習を積めている。
今度こそ、2年連続でチームの戦力になる。「最低ノルマは決めている。50試合(登板)という数字だけは目指してやっていきたい」。先輩からのブラックジョークにも負けず、今年もフル回転する覚悟だ。
また、貴重な左のリリーフとして、3月に行われるWBCのメンバーに、招集される可能性がある左腕。「日本代表で戦ってみたい思いはある。ご縁があれば精いっぱい、腕を振りたい」。目の前のトレーニングに集中しながら、吉報を待っている。
静岡は暖かい陽気に恵まれ、きれいな雪化粧をした富士山が選手たちを見下ろした。個人の活躍、連覇を目指す及川にとっても勝負の1年。頂まで駆け上がっていく。
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