【解説】呆然の巨人・戸郷 「腕を振れない原因は何なのか」痛恨の2回9失点KO 若さが出た味方の2失策も「チーム全体に不安の空気が」

 「DeNA-巨人」(15日、横浜スタジアム)

 巨人の先発・戸郷がまさかの2回9失点KO。阪神との優勝争いで負けられない戦いが続く中、4被弾の大乱調で降板となった。

 初回、巨人は平山の先頭打者本塁打で1点を先制。浦田をけがで欠く中、嫌なムードをかき消したかと思われたが、戸郷がぴりっとしなかった。 1死から牧にソロを浴びてあっさり同点。さらに連続四球を与えて一、二塁とした後、宮崎の三ゴロを石塚が失策してしまう。すると、林、古市に連続適時打を浴びて4点を奪われた。

 二回は先頭・度会の遊ゴロを泉口が失策。牧に安打を浴びると、佐野に右翼席へ3ランを被弾。さらに筒香にも2者連続弾を浴びた。さらに1死後は蝦名に左翼席へソロを被弾。戸郷はマウンド上で呆然とした表情を浮かべ、巨人ベンチは橋上監督代行を中心に首脳陣が困惑顔で言葉を交わす様子があった。

 一時期の不調を脱していたかに思われていた戸郷だったが、2回で72球の乱調ぶり。巨人OBでデイリースポーツ評論家・関本四十四氏は「立ち上がり、先頭の度会からいきなり3ボールで始まり、牧には同点ソロ。平山の本塁打でいいムードになったのに、チーム全体に不安の空気が広がったよな。連続四球の後、石塚は何でもないサードゴロで併殺コースだったけど、負けられない戦いで大事にいこうという若さが出てしまった」と振り返った。

 二回先頭の打球も遊撃手の泉口が失策。味方のミスに足を引っ張られた戸郷だったが、関本氏は「確かにミスがなければとかばいたくもなるが、投球内容を見たら抑えることは難しかっただろう。真っすぐはきてない、フォークは高いで抑えられるボールが見当たらない。戸郷特有の腰高で踏み込まないフォームではあるが、腕を振れない原因は何なのか。戸郷本人に聞いてみないと分からない最悪の状態だった」と指摘した。

 DeNA・東を相手に、2回9失点。先発を引っ張りたいというベンチの思惑も、裏目となった。「前日の試合、十二回まで戦ってマルティネスを含めて10人の投手を起用したから、簡単には代えられない。今の巨人はリリーフ陣頼みのところもあるから、きょうはそのつけがこの展開になった」と語った。

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