U18日本代表 B組全勝のアメリカに接戦勝ち 敦賀気比・岡部 ミス帳消しのV3点打

 「U18W杯・2次リーグ、日本6-2米国」(11日、沖縄セルラースタジアム那覇)

 2次リーグの初戦が行われ、1次リーグA組を全勝で突破した日本が延長八回タイブレークの末、6-2で米国を下した。遊撃を守る敦賀気比の岡部飛雄馬内野手(3年)が決勝の3点適時二塁打をマーク。B組を全勝で突破した強敵との接戦を制した。

 岡部が一振りで“汚名返上”を果たした。鬱憤(うっぷん)を晴らす快音を鳴らし、思わず塁上で笑顔が弾けた。

 延長八回タイブレーク無死満塁。高め150キロの直球を振り抜き、右中間を破る3点適時二塁打を放った。ベンチのナインは激しくガッツポーズ。岡部の一打でB組を5戦全勝で勝ち上がってきた今大会最大のライバル米国に土を付けた。

 両軍無得点の五回2死二塁では平凡なゴロを一塁へと悪送球し、先制点を献上。「自分のミスから取られた1点」と接戦の中で犯した失策を悔いた。1点を追う七回1死二、三塁で横山の右前適時打が飛び出し、土壇場で同点。「仲もいいし、粘り強いチーム」と自らのミスを帳消しにしてくれた仲間への感謝を胸に決勝打を放ち、ヒーローに輝いた。

 将来メジャーで活躍するであろう選手をそろえたタレント軍団に勝利。小倉全由監督(68)は「選手たちが本当に良くやってくれた。我慢して粘っこくやってくれた」と称賛した。これで開幕から6連勝と無傷で勝ち進む高校侍。連覇に向けて大きな1勝を手にした。

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