「パパおめでとう!!だいすき!!」楽天・浅村 3歳長女が似顔絵 2000安打を祝福
「楽天2-1日本ハム」(24日、楽天モバイルパーク)
楽天の浅村栄斗内野手(34)が24日、楽天モバイルパーク宮城で行われた日本ハム10回戦の一回に山崎から右前適時打を放ち、史上56人目、平成生まれの選手で初の通算2000安打を達成した。34歳6カ月での到達は史上7番目の年少記録。楽天在籍の選手が到達するのは、2015年の松井稼頭央以来で2人目。大阪桐蔭高出身者では初の達成となった。お立ち台では涙を見せるなど、苦しみながらもたどり着いた偉業となった。
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大切な居場所ができた。19年にタレントの淡輪ゆきさんと結婚し、現在は2児のパパ。バットにグラブ、白球が一緒に描かれた野球選手のパパは子どもたちの誇りだ。浅村にとってもかけがえのない存在で救いだった。
「どんな時も家に帰れば普通に接してもらえます。子どもたちはまだそんな(野球の)ことは分からない。それがかえってすごく心地いいです」
子どもが生まれる前は、くたくたの体で自宅に帰っても頭の中は野球のことばかりだった。寝る前も「明日はどうしようか、今日はこうだったな」。野球中心だった日々が、家族との時間を大切にする安らぎへと変化。切り替えられるようになった。
今年3歳になる長女は節目を迎えたかけがえのない父へ、一枚の絵を描いた。「パパおめでとう!!だいすき!!」。2000回目の快音を響かせ、さぁ帰ろう-。大切な家族の待つ家へ。





