楽天・浅村「こんなに大勢のファンの皆さんを待たせてしまって申し訳ない」【一問一答】
「楽天2-1日本ハム」(24日、楽天モバイルパーク)
楽天の浅村栄斗内野手(34)が24日、楽天モバイルパーク宮城で行われた日本ハム10回戦の一回に山崎から右前適時打を放ち、史上56人目、平成生まれの選手で初の通算2000安打を達成した。34歳6カ月での到達は史上7番目の年少記録。楽天在籍の選手が到達するのは、2015年の松井稼頭央以来で2人目。大阪桐蔭高出身者では初の達成となった。お立ち台では涙を見せるなど、苦しみながらもたどり着いた偉業となった。以下、浅村との一問一答。
◇ ◇
(お立ち台で)
-2000安打達成。
「長かったですし、苦しかったです」
-打球が抜けた瞬間。
「ホッとしました」
-家族への思い。
「もう本当に一緒に苦しんで、いつもサポートしてもらってありがたい限りです。ありがとう」
-ファンの大歓声を聞いて。
「こんなに大勢のファンの皆さんを待たせてしまって申し訳ない気持ちでしたし、ふがいない成績ばっかりだったんで、何とか目の前で達成できてよかったです」
-2000本というヒットの数は。
「うれしい記録なんですけど、近づくにつれて苦しかったですし、それぐらい偉大な記録なんだなと改めて感じました」
-次の目標は。
「優勝なんですけど、とにかく2000本で終わりではないので、しっかりもっとレベルアップして頑張りたい」
(会見で)
-こみあげるものがあった。
「うれしい気持ちのはずなんですけど、それがいつの間にか苦しいなと変わった。毎日皆さんに『打てなかったですね』とか『あと何本』とか、そういうことを聞かれていくうちにしんどくなって、家族も自分の周りの人も行く球場にほぼ毎日来てもらって、なんかいろんな人に申し訳ないと思うようになった。そこからはプレッシャーはすごく感じてました」
-この日の一打はどんなヒットになるか。
「忘れることのないヒットになると思います。2000本というヒットを打ってきましたけど、その中でも一番思い出に残ると思います」
-ファンへの思い。
「本当に『ASA-METER』のボードも掲げてもらって、ファンの人がヒットを打ったらカウントをしてくれた。ファンの人がすごい盛り上がってくれてうれしかったですし、そういうファンの皆さんの前で早く達成したいと思っていたので、今日こうやって達成してチームも勝って、幸せです」
(ペン囲みで)
-ベンチも総立ちだった。
「見えてなかったんですけど、監督と試合後に話をして、『みんなベンチ立ってて、それぐらいおまえの背中は大きいんだぞ』っていうことを伝えてもらって、うれしかったですね」





