快挙達成の西武平良「一歩一歩の積み重ね」らしさ発揮、記念球を手放そうとする場面も

ソフトバンクに勝利し、松本(17)にウイニングボールを渡そうとする西武の平良(61)=京セラドーム
ソフトバンクに勝利し、タッチを交わす平良(左端)ら西武ナイン=京セラドーム
38試合連続無失点のプロ野球記録に並び、ガッツポーズする西武・平良=京セラドーム
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 「ソフトバンク2-5西武」(28日、京セラドーム大阪)

 西武・平良海馬投手が3点リードの九回に登板して三者凡退で無失点。06年藤川球児(阪神)が樹立した38試合連続無失点のプロ野球記録に並んだ。

 ヒーローインタビューでは普段通り、淡々と話した平良。「一歩一歩の積み重ねでここまで来られました。うれしいです。(意識は)多少ありながら投げましたが、0点で抑えるという気持ちで投げました」と振り返った。記録達成の要因を問われると、「キャンプのブルペンからの練習だと思います。全力で投げました。変わらずに一歩一歩進んでいきたいなと思います」とうなずいた。

 一歩一歩の積み重ねというように、余計なことを考えずに0を刻み続けてきた。その姿勢を象徴するように、試合後は記念球をいつも通り先発の松本航に手渡そうとする場面も。松本が断り平良がそのまま持ち帰ったが、ヒーローインタビューでもほとんど表情を変えず“らしさ”を貫いた。

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