巨人 1イニング3発10得点!二回で“決着” 松原3ラン&岡本2ラン&坂本2ラン
「巨人13-4DeNA」(3日、東京ドーム)
敵軍が仕掛けてきたオープナー戦略も、首位を独走する巨人軍には通用しない。二回までに今季最多13得点を奪って5連勝を飾り、貯金も今季最多を更新する「17」。原監督は「今日の勝利は非常に大きいと思います」と充実の表情で語った。
上昇カーブを描く岡本のバットが猛爆の合図となった。先制された直後の初回1死一、三塁の場面でパットンから「うまく打てました」と右前に同点適時打。その後に相手のミスも絡んで2点を追加し、一気に逆転した。
二回に松原がプロ1号3ランを放つと、岡本も右翼席へ13試合ぶりの19号2ランと勢いは止まらない。坂本にも11号2ランが飛び出すなど、打者14人の猛攻で一挙10得点。DeNA・ラミレス監督の奇策を完全攻略した。
原監督は三回終了時点で坂本、亀井、岡本、丸、中島の主力組5人を「守備を固めた」とベンチに下げ、控え組をグラウンドに送り込んだ。4日からのビジター7連戦に向けて温存にも大成功。常に先手、先手を打つ采配が強さを生んでいる。
指揮官は「今日は勝利することができましたけど、また明日から戦いは続きます」と表情を引き締めた。最短で7日にもマジック42が点灯する。原巨人に死角は見当たらない。