巨人・炭谷で首位死守 今季初の猛打賞、3打点大暴れ

 「巨人5-3DeNA」(2日、東京ドーム)

 鋭い弾道が右中間を抜け2者が生還。二塁上でベンチに向かい右拳を突き上げた。四回に巨人・炭谷が決勝打となる先制2点打。「うれしいです。先制点は僕自身、欲しかったし、自分でも本当に楽になりました」と、冗舌に振り返った。

 スイッチが入った。1死三塁で、前打者のパーラが申告敬遠で歩かされた。一、三塁となり打席へ。大貫の低めの変化球に食らいついた。「あんまり覚えていない」。熱い思いをバットにぶつけ結果を残した。さらに3点リードの八回には中前適時打を放ちダメ押し。今季初の猛打賞で3打点と大暴れした。

 守りでも桜井をもり立てた。登板前には「ぶりぶり飛ばして思い切っていこう」と声をかけ送り出した。両サイドを有効に使い、好リードで今季初勝利をもたらした。

 原監督は「インサイドワークで彼(桜井)を助けた」と絶賛。首位攻防DeNA3連戦を勝ち越し、開幕4カード連続で負け越しなし。小林が左尺骨骨折で離脱中だが、選手層の厚さで首位を死守した。

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