東邦・石川、決勝で2発&完封は史上初 平成最後の優勝に花添える

優勝を決め喜ぶ東邦・石川(中央)=甲子園(撮影・山口登)
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 「選抜高校野球・決勝、東邦6-0習志野」(3日、甲子園球場)

 東邦が史上5度目のセンバツ制覇。平成最初と最後を優勝で飾った。エースで3番、キャプテンの石川は初回と五回に2ランを放ち、投げては97球で3安打完封の大活躍だった。

 センバツ決勝戦での完封&1試合2発は史上初。東邦は春の通算勝利も56勝とし、中京大中京を抜いて、単独トップに立った。

 初回、東邦は四球の杉浦を一塁に置いて石川がバックスクリーン右へ大会18号の先制2ラン。さらに石川は五回にも右中間へ2ラン。1試合2発は史上25人目、1大会3発は史上11人目、決勝での2発は大阪桐蔭の藤原(現ロッテ)に続く2人目の快挙となった。

 習志野は初回を含め3度の併殺打。先発の山内が五回に打球を足に受けて降板。切り札飯塚の登板が早まる誤算もあった。

 石川はこの日の2発で1大会3発に。これは11人目となり、決勝での2発は大阪桐蔭の藤原(現ロッテ)に続く2人目の快挙となった。

 石川は試合後のインタビューで「ずっと甲子園優勝を目標にやってきた。達成出来て嬉しい」「最後は自分の力出しきるだけ。それが出来た」と笑顔を弾けさせていた。

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