広島期待の若手外野手・田村俊介 1軍定着へ横山竜士氏が注文「目指すべきはスケールの大きな選手」

 「巨人5-3広島」(12日、ぎふしん長良川球場)

 広島は九回、4番手の中崎が佐々木に2ランを浴びてサヨナラ負け。20敗目となり借金は8に膨らんだ。この暗い数字が並ぶなか、今季1軍初昇格の田村俊介外野手(22)が初安打、初打点と明るい材料も。デイリースポーツ評論家の横山竜士氏は「収穫もあれば課題も見えた試合になったが、彼にはスケールの大きな選手を目指してほしい」と語った。

 ◇ ◇

 田村にとっては魅力と課題の両方が出た試合になった。四回一死満塁からの同点打は沈んでいく難しい球にうまく反応したもの。追い込まれた状況でもこういう打撃ができる。長打だけでなくバットコントロールの良さも彼の特長なのだ。

 (今季2軍で打率・305の成績を残している田村がこの試合、8番・左翼で先発出場した。結果は4打数1安打、1打点、1三振。打点は四回一死満塁から、巨人・戸郷が投げた内角低めのフォークボールを右前へ放ったものだ)

 残念に思ったのは二回の第1打席。無死一塁で初球に手を出し、二ゴロ併殺打に倒れたシーン。疑問に感じたのは、この外めのカーブは狙っていた球だったのかどうかということ。

 緊張なのか、焦りなのか、それともリキんでいたのか。思わず手が出てしまったという感じだった。もう少し、じっくり構えてもよかったのではないか。恐らく右方向へ引っ張ろうという意識が働いたのだと思う。

 最低限の仕事を考えれば当然のことかもしれないが、もしベンチから指示が出ていないのであれば、カウントが悪くなるまでは自分の打撃を心がけてもいいのでは。

 狙いを絞って強いスイングをかけていく。追い込まれたら進塁打に徹することも必要だが、彼の持ち味を生かすなら最低限の仕事というより、最高の仕事を求めたい。小さくまとまらず、スケールの大きな選手になってほしいからね。

 昨年までは2軍で投手コーチをしていたこともあり、私が彼の打撃練習の投手を務めることもあったが、得意なコースにはバットが出るものの、そこから外れると捉えきれない難点があった。

 しかし、今年はファームでしっかりとした成績を残して上がってきたのだから、期待されての先発起用だろう。2打席目で取り返したのは自信にしていいと思う。

 課題は四回の守備だ。二死一、二塁から増田陸が放った左前への打球。地方球場、久しぶりの1軍という緊張もあっただろうが、これをしっかり捕球していれば二塁走者の生還は防げたはず。

 故障した秋山との入れ替えによる1軍昇格での初仕事。サヨナラ負けという辛い結果にはなったが、わずか1日でいろんな経験ができたのだ。反省も課題も収穫と考え、今後に生かせばいいのではないか。

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