広島・坂倉 初ダウン「実力のなさ実感」1億4000万円でサイン 節目10年目の来季へキャリアハイ宣言

 広島・坂倉将吾捕手(27)が27日、マツダスタジアム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1000万減の1億4000万円でサインした。プロ9年目で初のダウン査定も、「いいシーズンだったとは言えない。異論はない」と納得の表情を浮かべた。(金額は推定)

 今季は春季キャンプ中の3月上旬に負った右手中指骨折の影響もあり、開幕は2軍スタート。4月下旬に1軍復帰を果たすも、104試合で打率・238、5本塁打、37打点、盗塁阻止率は・181と攻守に精彩を欠くシーズンとなった。

 不完全燃焼に終わった1年を、「良かったと思えるところがなかった。自分の実力のなさを痛感したなという感じ」と厳しい表情で総括。「すごく苦しかったというのが僕の率直な意見」と胸の内を明かした。

 今秋は3年ぶりに秋季キャンプに参加。「純粋に野球を楽しくやってうまくなるということだけを思ってやっていました」と若鯉と汗を流した。回転をテーマに改革に乗り出した打撃については、「まだまだ開幕まで時間があるので、オフの取り組みを含めていいものが身に付けば」と秋につかんだ感覚を忘れないように、今後もバットを振り込んでいく。

 来季は自身にとって節目となる10年目のシーズン。順調にいけば、国内FA権も取得予定だ。来季の目標を問われると、「キャリアハイを目指したい」と宣言。「本当、今年1年良くなかったので、そこをやり返したい、巻き返したいというのが一番。野球というスポーツを楽しみながらどんどんうまくなって成長していきたい」と反攻を誓った。背番号31が先頭に立ってチームを引っ張っていく。

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