中日が６日、メジャー通算５５５本塁打を放ったマニー・ラミレス外野手（４１）＝元レンジャーズ＝の獲得調査に乗り出すことになった。この日、森繁和ヘッドコーチが新外国人探しのため、ドミニカへ出発。ラミレスは同地のウインターリーグに参加予定で、森ヘッドが状態を把握し、球団側からＧＯサインが出れば、一気に交渉のテーブルにつく。

　谷繁新体制の補強リストに超ビッグネームが浮上した。森ヘッドは「マニーが試合に出るという情報は得ているし、まずはじっくり見させてもらって球団と連絡を取りながら判断する」と、その可能性をこう説明した。

　すでに森ヘッドは、ラミレスが日本球界入りを熱望しているという情報をキャッチ。年俸も推定２０００万から３０００万円程度という条件を把握しており、１日に落合ＧＭ、西山球団代表と協議した結果、獲得調査に動きだすことになった。

　今季のラミレスは台湾の義大でプレー。４９試合で打率・３５２、８本塁打、４３打点を記録も、６月に退団。米国に戻り、７月にレンジャーズとマイナー契約を結んだが、メジャー昇格はなく８月に退団した。それでも来季も現役続行の意志が固いという。「打つ方は、おそらくそれほど衰えはないと思う」と森ヘッド。日本球界入りが実現すれば、メジャー最高実績の助っ人が誕生する。