阪神・大山 4年ぶり80打点!桧山に並んだ通算707打点 “ハマスタ男”健在V二塁打含む4安打4打点
「DeNA3-8阪神」(26日、横浜スタジアム)
黄色い雨がっぱがスタンドで揺れた。チームを、仲間を、救う一撃だ。降りしきる雨に体を冷やしながらも最後まで声をからしてくれた虎党に、熱気を届ける4安打。阪神・大山がV二塁打を含む4打点で勝利を導いた。
「昨日は昨日、今日は今日。また新たなゲームだと思っていました」
前夜は打線が低調で逆転負け。この日も相手に流れが傾きかけたが、引き戻した。3-3の六回だ。2番手・若松に対して無死二、三塁の好機で打席へ。カウント1-2から内角低め151キロの直球を右翼線にはじき返し、勝ち越しの2点二塁打を放った。
3-0の四回には才木が連打で失点し、元山の適時失策で同点を許していた。「うまくいかないこと、ミスもありますけど、それを取り返せるのが野球。カバーできるのがチームスポーツだと思うので」。これまで何度もチームを助けてくれた後輩たちに笑顔を取り戻す一打となった。
“ハマスタ男”は健在だ。尾形に対し、初回に佐藤輝の犠飛で先制し、なおも2死一塁。4球目に中野が二盗を成功させると、フルカウントから低め152キロ直球を右前に運び2点目をもたらした。四回には落ちなかったスプリットを逃さず今季18号の左越えソロ。横浜スタジアムでは今季6本塁打目となり、甲子園の5本を超えて球場別最多となった。六回のV撃を含めて“サイクル王手”の大暴れだ。
プロ10年目の今季、重ねてきた打点は「81」となり、2022年(87打点)以来の80打点超え。通算では707打点となり、桧山進次郎に並ぶ歴代9位タイとなった。さらに、佐藤輝、森下と合わせて「80打点トリオ」が誕生。阪神が生え抜き3人で達成するのは1949年以来77年ぶりで、2リーグ制以降では初の快挙だ。
「カバーのし合いができる良いチーム、強いチームだと思いますし、そういう仲間でありたい。簡単ではないですけど、とにかく目の前の試合を全員で勝てるように」。この仲間とともに頂点から見る景色は、きっと美しい。
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