阪神・佐藤輝&森下 行けるぞ!球界初の和製40発コンビへ NPB全体でも過去8例のみ 残り33試合、現状39発ペース
「DeNA(雨天中止)阪神」(22日、横浜スタジアム)
阪神の主砲2人が、球界初の「日本選手40発ペア」を目指す。佐藤輝明内野手(27)と森下翔太外野手(26)は、今季そろって30本塁打に到達。同一球団で年間40本塁打以上を複数選手が記録したのは、これまでにのべ8組しかいない。しかも全て日本選手と外国人選手の組み合わせで、国産2人となるとプロ野球初だ。22日はDeNA戦(横浜)が雨天中止となり、2位巨人とは2・5ゲーム差。優勝マジック点灯は最短で25日となった。
チームが110試合を消化した時点で、佐藤輝と森下はともに30本塁打。シーズン143試合換算なら、現状39本塁打となるペースだ。次の大台である40本は、射程圏に収まっている。プロ野球初の和製40発ペアが誕生する可能性は十分だ。
日本選手+外国人選手という組み合わせは、阪神では1985年のバース&掛布雅之が達成している。超重量打線の3番と4番を担い、セ・リーグの投手陣を粉砕した。バース54本、掛布40本。岡田彰布35本、真弓明信34本と合わせ、問答無用の豪打で日本一へと導いた。
国産40号コンビ誕生に最も近づいたのは、1リーグ時代の49年だった。本塁打王となった藤村富美男49本に続き、別当薫が39本。77年前に球界を席巻した両主砲だったが、別当は翌50年に毎日(ロッテ)へ移籍した。チャンスはこの年しかなかった。76年にはブリーデンが40本塁打し、田淵幸一が39本塁打。この時も1本足りなかった。
球界初は78年の広島の山本浩二とギャレットだった。開幕戦から4試合連続本塁打と飛び出したギャレットが、打線をけん引。後半戦で息切れを見せたが、山本浩は年間を通して本塁打を量産した。44本塁打で王貞治から初めてキングの座を奪い、ギャレット40本と並び立った。
複数回達成した唯一のコンビが、近鉄のローズと中村紀洋だ。2001年にローズ55本、中村46本で球団最後の優勝に貢献。翌02年もローズ46本、中村42本で、いてまえ打戦を引っ張った。
意外なことに、巨人のONは達成していない。惜しまれるのは68年で、王貞治49本に対し、長嶋茂雄39本。長嶋はこの年がキャリアハイで、年間40本塁打を打つことはなかった。西武のAK砲も同様で、86年秋山幸二が41本塁打したが、新人の清原和博は31本だった。
阪神は今シーズン残り33試合。佐藤輝、森下ともに3・3試合に1本塁打というペースが必要となる。残暑、そして雨天中止の多さによる過密日程も待つ。試練に打ち勝ちアーチ量産を続ければ、往年の強打者たちも得られなかった最強コンビの称号が待っている。
