阪神・ドラ2谷端は“練習の虫”休日は11時間、全体練習後も毎日居残り 中学から6年間見守った星稜・山下名誉監督語る
星稜高校の山下智茂名誉監督(80)が阪神ドラフト2位の谷端将伍内野手(21)=日大=にエールを送り、将来的な首位打者獲得に期待を寄せた。同校から松井秀喜氏をはじめ、多くのプロ野球選手を輩出した山下氏は、星稜中から星稜高に進学した谷端の練習に打ち込む姿勢や勝負強い打撃に太鼓判を押した。
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谷端は“練習の虫”そのものだった。多くのプロ野球選手を輩出してきた山下氏にとっても特別な存在だった。
「練習好きの男で真面目で努力家。素晴らしい若者です。もうやめておけって言うくらい練習するんですよ。本当に中学生とか高校生よりも練習する。そういうところが、みんなの目標になるんじゃないかな」
大学進学後も正月の帰省で毎年星稜高を訪問する。そして室内練習場にこもり、黙々とバットを振るという。「彼は毎日来ているんですよ。朝は9時ごろに来て、夜は18時ごろに帰ってましたね」。大学の帰省期間となる12月下旬から1月5日までティーバッティング、ウエート、走り込み、ノックなど1日9時間の練習を欠かさずこなす。ここまでするのは谷端だけだという。
山下氏は中学時代から6年間見守ってきたが、「泥くさく野球をやるタイプ」というイメージは当時から変わらない。学校のない休日は朝の9時から20時まで11時間の猛練習。「残っていつも練習していました。全体の練習が終わってからも毎日」。なぜここまでするのか。「彼は本当に野球が好きなんです」。野球への愛が谷端を練習へ向かわせた。
姿勢だけでなく実力もピカイチだ。「打撃ではセンター方向を中心に(打てる)技術があって、ミート力がある。タイプ的には首位打者かな。期待していますね」。東都大学リーグでの2季連続首位打者は、日大の先輩でもある元巨人の長野久義以来の快挙。高校時代に猛練習で培った打撃技術が土台だ。
ただ、プロが甘い世界ではないことは山下氏が一番分かっている。「まずはレギュラーを取ること。1軍に入ってテレビに映って初めてプロ選手ですからね。練習も今まで以上に頑張ってほしい」とエールを送った。
阪神への入団にも特別な思いがあった。「僕はプロ野球に20人くらい入れてるけど、阪神は初めてなんです。だからめちゃくちゃ喜んでいます。甲子園歴史館の顧問もやっているので念願です」と声を弾ませた。谷端が甲子園のフィールドで躍動する姿を想像し、期待に胸を膨らませた。
◆谷端 将伍(たにはた・しょうご)2004年3月17日生まれ、石川県出身。21歳。178センチ、80キロ。右投げ右打ち。星稜を経て、日大では3年春秋時に東都リーグの連続首位打者を獲得。高い打撃センスから、広角に長打を放つ好打者。積極的な打撃が魅力で、勝負強さも持っている。
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