阪神ドラ1立石→まるで大谷翔平だった 高川学園時代の恩師ら太鼓判「練習の虫」「勝負強い」「優等生」

 中高の恩師が活躍に太鼓判を押した阪神ドラ1の立石
 立石を指導した高川学園の松本祐一郎監督
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 23日のドラフト会議で、3球団競合の末に阪神が交渉権を獲得したドラフト1位・立石正広内野手(21)=創価大。中高6年間を過ごした高川学園の松本祐一郎監督(38)ら恩師が27日、プロでの活躍に太鼓判を押した。スーパースター・大谷翔平のような野球への愛と、人間性を兼ね備えるアマチュアナンバーワンスラッガーの魅力に迫った。

 立石を中学2年の春から本格指導し、高校でもともに甲子園の舞台に立った松本監督はプロの世界、人気球団へ進むことへの不安はないと語った。

 そこまで言い切れるのには訳がある。立石の野球に対する姿勢を知っているからだ。「中学の頃からよく練習する子で、びっくりするくらい継続性がある」。思春期の難しい年頃でも関係ない。気分に左右されず、決めた練習は欠かさず行う姿が印象的だった。

 とにかく野球が好き。そう感じるのは高校を卒業しても変わらない。リーグ戦の合間や、年末に山口へ帰省した際、毎日高校のグラウンドに顔を出して、練習をするそうだ。

 同じく中学時代から立石を知る西岡大輔部長(31)は「帰ってきたんだから、遊びに行かんのか?って聞くんです」と笑顔でやりとりを明かした。「それで言うと大谷くんに近いんでしょうね」。野球中心の生活を送る教え子と、スーパースターを重ね合わせた。

 大舞台での強さも売りだ。高校の公式戦で放った本塁打は2本。その1本が3年夏の甲子園でバックスクリーンに放った一発だった。「注目度の高い試合で結果を残します」と松本監督。プロの世界でも大勢の観客を魅了すると確信している。

 人間性も二重丸だ。「学校の勉強も全うして、成績も良かった。立石を悪く言う教員はいないですよ。それくらいの優等生」。目の前のことに対し、真摯(しんし)に向き合えることで、人をひきつける。

 目指してきたプロへの扉が開いた。「たくさんホームランを打ってほしい。阪神ファンは熱狂的な方が多いので、愛される選手になってほしいですね」。教え子の活躍を心から願っている。

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