阪神・坂本 侍の正捕手狙う 自身初選出「刺激をもらいながら、個人的にもレベルアップしたい」11月日韓戦へ
野球日本代表「侍ジャパン」の井端弘和監督(50)が8日、都内で会見を行い、「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本-韓国」(11月15、16日・東京ドーム)の代表メンバー28人を発表。阪神からは森下翔太外野手(25)、及川雅貴投手(24)、坂本誠志郎捕手(31)が選出された。
トップチームで自身初の日の丸を背負うことが決まったが、ここがゴールではない。坂本は言い切った。「誰もが目指す中で、誰もが選ばれる、入れるって場所じゃないと思うので」。来年3月のWBCに向けての言葉だ。井端監督は会見で「競争」を求めた。その一つが正捕手争い。強化合宿、韓国戦は“本番”へアピールの場になる。
大学以来の日本代表入り。あの時よりも強く、たくましくなった。今季は117試合に出場し、打率・247、2本塁打、27打点。どれも自己最多の数字だ。侍ジャパンに選出されて、何の違和感もない。「野球人としていろんな刺激をもらいながら、個人的にもレベルアップしたい」。一流選手に交じることが、さらなる成長につながる。
捕手は日本人のメジャーリーガーがいないため国内での争いになる。今回はオリックスの若月、巨人の岸田、ヤクルトの中村悠が選ばれた。指揮官は「国内で十分実績がある選手」と選出理由を説明。本番のピッチクロック対策でピッチコムへの慣れが必要で、4人は当然WBCへの有力候補になる。
試合は2試合。タテジマでも、日の丸を背負っても坂本のやることは変わらない。「どの投手が来ても、いつも通りしっかりコミュニケーションを取って、準備して、野球をやるというのは舞台とか環境に関係なくやろうと思っている」。侍の正捕手へ。坂本が羽ばたこうとしている。
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