【解説】どうなる?メジャー組の招集 侍ジャパン28人発表の井端監督「国内組しかいないポジションがいくつかある。そこを勝ち抜いて」

 野球日本代表「侍ジャパン」の井端弘和監督(50)が8日、都内で会見を行い、「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本-韓国」(11月15、16日・東京ドーム)の代表メンバー28人を発表した。

 同監督は以前から「来年のWBCを見据える非常に大事な2試合になる。当然、3月を意識したメンバー選考になると思います」と話し、本戦ではメジャー選手中心の編成を明言していた。順当なら「投手兼DH」の大谷を軸に外野ではヌートバー、吉田、鈴木誠らの選出が確実。この日の会見で井端監督は会見で「競争が第一。国内組しかいないポジションがいくつかある。そこで勝ち抜いてほしい」と代表内のレギュラー争いに期待した。

 現在、MLBに所属するのは13人。

【ドジャース】

大谷翔平

山本由伸

佐々木朗希

【パドレス】

ダルビッシュ有

松井裕樹

【カージナルス】

ラーズ・ヌートバー

【ナショナルズ】

小笠原慎之介

【メッツ】

千賀滉大

【カブス】

今永昇太

鈴木誠也

【レッドソックス】

吉田正尚

【エンゼルス】

菊池雄星

【オリオールズ】

菅野智之

 今年3月に実施したオランダとの強化試合を終えた井端監督は「いい2日間だった」と収穫を強調した。その際にテーマにしたのは「長打力と左の中継ぎ」の2項目。さらに試合後の会見で「内野にはメジャーの選手が1人もいない」と話したように、二遊間に加え捕手の選出がカギになる。

 この日の会見で井端監督は今回の28人の選考ポイントを「特に二遊間と外野の1ポジション。きっちりと見極めたいと思います」と説明。「メジャー組はいますが、競争して1人でも多く戦力になってくれたら」と話した。

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