阪神２軍・井上 特大弾！逆転口火の８号ソロ 平田２軍監督も賛辞「ネット破れてないか？」
「ウエスタン、阪神５－４ソフトバンク」（３日、日鉄鋼板ＳＧＬスタジアム）
尼崎の夜空に特大の花火を打ち上げた。井上がウエスタンでは８号となるソロ本塁打を放ち、劣勢ムードをはねのけた。
２点を追った七回先頭だった。高めに浮いた直球を見逃さず「しっかりと自分のタイミングで打てた」と左翼スタンドの上部に突き刺し、この回の逆転劇の口火とした。八回先頭でも田浦の変化球を左前に運び、マルチ安打。「ホームラン打った後の打席は大事」と捉えているだけに、価値のある一打だった。
ＳＧＬでの本塁打は５本目。甲子園と同じ規格となる球場で打つのは簡単なことではない。「（ＳＧＬは）風が強かったりすると、低い強い打球を打ちたい。でも今日みたいな風の日はいつも通り打てる。こういう感覚を忘れずにやっていきたい」。豪快な打撃の陰に気候にも気を配る繊細も持ち合わせている。
平田２軍監督も「大谷選手の弾丸ライナーに負けないくらいの一発。流れを変えたよ。（防球）ネット破れてないか？」と賛辞を贈った。井上の一発が勝利へ導いた。
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