阪神・石井に尊敬のまなざしを向けるブルペン陣 「いてくれるだけで」 姿、結果で引っ張る存在感
「阪神6-2ヤクルト」(9日、京セラドーム大阪)
阪神・石井大智投手(28)が九回を三者凡退に抑えて連続試合無失点を38に伸ばした。現監督の藤川球児(阪神)が2006年に樹立したセ・リーグ記録に並んだ最強右腕の素顔を担当記者が明かした。
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ドラフト8位で入団したが、今やブルペンに欠かせない存在となった。
同じくブルペンを支える及川も右腕に尊敬のまなざしを向ける。「よく相談します。フォーム、配球の話もする。いてくれるだけで、勉強にも成長にもつながる」。今季初めて中継ぎとして、フル回転する中で最高の教材になっている。
石井が頭部に打球を受け、離脱した6月の交流戦。チームは中継ぎが相次いで打たれ、7連敗を喫した。左腕は言う。「結果がすべてですよね。明らかに(石井)大智さんがいなくなってから勝てなくなった。(坂本)誠志郎さんとも話していたんです。『そういう選手になりたいよなって』って。自分がいなくても勝ってたら、もっと貢献できたのかなって思うので」。チームを勝ちに導く投球に加え、精神的支柱にもなっていた。
長くブルペンでともにしてきた湯浅は「どんな状況でも抑えてくれる安心感がある。いないと困りますよ」と頼りにしている。虎のリリーフ陣を姿、結果で引っ張るのが石井大智だ。(デイリースポーツ阪神担当・滋野航太)
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