阪神先発・大竹は六回途中1失点で交代 2番手・湯浅が火消し

 「広島-阪神」(9日、マツダスタジアム)

 阪神先発・大竹は得意の広島戦で5回2/3を6安打1失点。六回に2死一、二塁のピンチを招いた所で交代となった。後を受けた2番手・湯浅が後続を断ってリードを守った。

 5回までは大竹らしい緩急を使った投球。右足の上げ下げの速度を変えて相手のタイミングをずらす投球術も巧みだった。打線が、佐藤輝の22号ソロで先制した直後の二回こそ2死から坂倉と菊池に連続二塁打を許して同点とされたが、最少失点でしのいだ。

 5回までで球数は64球。打たせてアウトを取るといった持ち味を生かしていた。降雨の影響で試合開始は30分遅れ。さらに、夏場の暑さなど厳しい状況も重なったが、その影響を感じさせない内容だった。

 大竹は、前回まで対広島通算15試合で11勝1敗、防御率1・25。マツダスタジアムでは通算9試合で8勝0敗、防御率0・90と抜群の相性の良さを誇っていた。

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