阪神・湯浅がマウンドを蹴り上げる 森への四球で交代指令 自らへの憤り 安藤コーチが慰める

 「阪神8-2オリックス」(7日、甲子園球場)

 阪神・湯浅京己投手が七回から登板。先頭の広岡を134キロのカットボールで見逃し三振、続く大城も133キロのカットボールで見逃し三振に仕留めたが、森に四球を与えて降板を告げられると、マウンドの土を思い切り蹴り上げて怒りをあらわにするシーンがあった。

 森には1ストライクから3球連続ボールとなったが、粘りの投球でフルカウントに持ち込んだ。だが、7球目の勝負球を見極められて出塁を許していた。自らへの憤りがマウンドを蹴り上げるアクションとなった格好で、マウンドに歩み寄った安藤コーチに手を腰付近に当てられ、慰められると、笑顔で応えていた。

 この場面でマウンドに上がった及川が頓宮を空振り三振に仕留めると、一塁ベンチの最前列で見つめていた湯浅は、「オッシャー」と叫びながらベンチのラバー付近をたたき、ベンチを一目散に出て及川を出迎えていた。

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