「楽天－阪神」（１５日、楽天モバイルパーク）

　阪神の前監督、岡田彰布オーナー付顧問（６７）が、東日本放送の「ｋｈｂスーパーベースボール　楽天×阪神」で解説を務め、５連敗中のチームについて「チグハグになっている」などと評した。

　指摘したのは五回、表裏攻防。連敗中の阪神は１点を追うこの回、先頭の豊田が遊撃・宗山の送球エラーで出塁したが、続く坂本は強攻策で二飛。序盤にも、現状の打線について「焦りというか、打ちたい、打ちたいになっている」などと話していたが、続く小幡が左前打を放つと「チグハグになっていますよね」とボヤいた。

　結局、この回を無得点を終わると続く裏の楽天の攻撃では、１死から中島が遊撃内野安打で出塁後、太田が送りバントで得点圏に走者を進めると「連敗しているチームが奇襲って、うまくいかない。逆なんですよね。結局は」と指摘。直後に村林の適時二塁打が飛び出す展開に、阪神の攻撃を振り返って「（坂本は）長い目で見たらバントですよ。連敗しているから、今日は絶対に勝たないといけないと思うから、思い切った以上のプレーをしてしまう」とし、「本当は１点ずつの積み重ねで勝利していく。それをずっと継続できるチームが強い」と話した。