【井川慶氏の眼】1000安打達成の阪神・近本はとにかく穴がない選手 1試合の中でも攻めどころを修正してヒットに

 「阪神8-2オリックス」(7日、甲子園球場)

 阪神が3連勝を飾り、今季最多の貯金13として2位・DeNAとのゲーム差を今季最大の3・5に広げた。2点を追う六回、森下が宮城のフォークを完璧に捉え5試合ぶりの9号3ラン。七回には近本が一塁線を破る適時二塁打。3安打の固め打ちでプロ通算1000安打をマークした。八回には熊谷が3年ぶりの打点となる今季初打点の左前適時打、坂本も4年ぶりの本塁打となる今季1号3ランを放った。デイリースポーツ評論家の井川慶氏は近本について「とにかく穴がない選手」と指摘した。

  ◇  ◇

 まずは近本選手、1000本安打おめでとうございます。一人の阪神OBとして、実際に甲子園で見れたことをうれしく思いますし、改めて素晴らしいバッターだなと感じました。

 これまで見てきた印象も含めて、もし自分が対戦することがあれば…という、投手目線で素晴らしさを語らせてもらうと、とにかく穴がない選手だなと。それはシーズン通してというだけでなく、1試合の中でもです。例えば1打席目に打ち取ったとして、ここが攻めどころかなというポイントがあったとしても、2打席目や3打席目にそこをヒットにすることができますよね。

 修正力が高い選手と言えるのかなと思いますし、穴がないので、攻略してやろうとは考えにくい。ただ、勝負を避けて歩かせると足も速いので走られてしまう。いい意味で、嫌らしいバッターだと思います。

 入団してからの活躍を見ても、阪神というチームにとって、本当に替えの効かない選手ですよね。まだ1000本は通過点だと思いますし、これからの活躍も楽しみにしています。

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