阪神・近本の野球観にチームメートも感嘆 佐藤輝「理想を追い求めている」才木「何事も淡々」坂本「体の動作解析楽しんでいる」
「阪神8-2オリックス」(7日、甲子園球場)
阪神の近本光司外野手(30)が通算1000安打を達成した。チームメートが近本を祝福し、卓越した技術や感性を語った。
◇ ◇
近本について問われたチームメートが、そろって口にしたのが芯の強さ。環境に左右されず、常に野球のことを考える姿が印象的だという。
佐藤輝は「あまり結果を気にせず、自分のやりたいことをやってるのがすごい。自分の理想を追い求めている」とメンタルの強さに感嘆。森下は「球場に早く来たり、とにかく準備力っていうのはすごい」と話せば、才木も「何事も淡々とやるんですごいなと」。プレーとともに、取り組む姿勢でもチームを引っ張っている。
近くで見てきた2人も信頼を寄せる。1番・近本の後を打つ2番・中野は「考え方とか、どう打つかとか話します」と助言を求めることがある。同期入団の木浪は「落ち着いて考えながらやっている。だから結果が出る」。同学年ながら尊敬する部分が大きいという。
投手にも頼られている。淡路島の後輩・村上は配球面や、センターから投球がどう見えているか質問。「曖昧な言葉は返ってこない」と的確なアドバイスに感謝する。守護神・岩崎も「ピッチャーに対する考え方を聞く」と参考にしている。
近本を楽しんで見ている選手もいる。坂本だ。「『打席で素振りがしたい』と言っているんです。それ(を実際にやらないか)の確認をする」とベンチから観察。「体の構造とか動作解析を楽しんでいる。それをしながらヒットを打っちゃうのがすごいんですけどね」と笑った。独特の野球観を持つリードオフマンは、プロでも想像もつかない域に達してるようだ。
野球スコア速報
関連ニュース





