中日・大島 阪神・近本を2000安打後継者に指名 新人時代から評価「僕よりすごいなと」 打撃フォーム「理にかなっている」
「阪神8-2オリックス」(7日、甲子園球場)
阪神の近本光司外野手(30)が通算1000安打を達成した。同じ左投げ左打ちの社会人出身外野手で名球会入りを果たした中日・大島が近本を祝福し、卓越した技術や感性を語った。
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近本があこがれる中日・大島は、たまたま目にした甲子園のスコアボードで運命を感じた。
「『あ、誕生日(11月9日)が一緒だ』と思ったんですよね。で、左投げで左打ちの大阪の社会人出身。すごく境遇が似ているなと思って見るようになりました」
9歳上の大島から見ても近本はルーキー時代から別格。「全然、僕よりすごいなと思って見ていました」とコンタクト力やツボにハマったら飛ばせる力を絶賛した。
打席でオープンスタンス気味に立つ近本のフォームは「理にかなっている」という。体が開いているように見えるが、それは構えている時だけ。「左足を(投手方向に)入れて逆方向を意識することで理にかなった体の使い方ができている」と左翼方向に意識を置き、体が開かないようにしていると分析する。「体の使い方は自分も同じようなことをやったりしていました」とも明かした。
昨年のシーズン中は初めて食事にも行った。たわいもない話もしながら、自然と多くなったのは打撃論。大島は「1000本打った後に、また行ければ」と笑った。敵ながら期待は大きい。「阪神に欠かせない選手」と話し、「1試合に1本でも多く打って、1個でも多く盗塁をして、1本でも多くホームランを打つことにこだわってほしい」とエールを送った。
23年に通算2000安打を達成した際には、後継者として名前を挙げた。「力があるので、すぐいける」という。近本にはそれ以上の可能性を感じている。「ケガさえ無ければ全然、達成できる数字。彼にとっては通り道だと思うし、もっともっと先を目指してほしい」。自身を超える選手となることを願っている。
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