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新助っ人たちが狙う「逆輸入方式」 元虎戦士らの成功例

 ここ数年、日本に来る助っ人の契約形態に明らかな変化が生じているという。プロ野球球団で長く渉外担当を務めてきた関係者は「最近は向こうから来る選手側の要望で単年契約にすることが多い。やっぱり阪神のジョンソンやドリスの成功例があるからかな」と明かす。

 ほんの10年前まで、日本に来る助っ人は複数年契約を要求するケースが多かったという。だが日本の球団からすれば、異国の野球に適応できるか、日本の配球パターンや生活面に対応できるかを判断する必要がある。

 メジャーで実績のない選手は基本的に単年契約となり、2年目は球団側が選択権を持つバイアウト契約という形が主流だった。しかし今では「こちらからバイアウトを打診しても断られるケースが多い。それだったら日本に行かない」と同関係者。“逆輸入”で成功した実例が選手の意識を変えたという。

 2019年に阪神に加入したピアース・ジョンソンは不動のセットアッパーとして58試合に登板。2勝3敗40ホールド、防御率1・38と圧倒的な成績を残した。同年オフ、2年総額500万ドルでパドレスと契約。1年間、日本で活躍したことで報酬はほぼ2倍になった。

 また阪神で通算96セーブをマークしたドリスは2016年の入団まで、2年間、メジャーの舞台から遠ざかっていた。当初は阪神でも“第5の外国人”扱いだったが、頭角を現して守護神に定着。19年限りで退団すると、昨年2月にブルージェイズと年俸100万ドルでメジャー契約を締結。13年以来のメジャー復帰を果たすと、60試合制のシーズンでは24試合に登板し2勝2敗5セーブ、防御率1・50という成績でブルペン陣を支えた。

 メジャーでは泣かず飛ばずでも、日本で活躍することにより、より良い契約を結ぶことができる。巨人で実績を残したマイコラスや、中日に在籍した19年に41ホールドをマークしたジョエリー・ロドリゲスも2年でメジャー復帰し、昨季はレンジャーズで活躍。“逆輸入方式”は今、日本に来る助っ人の主流になりつつある。

 阪神の新外国人・ロハスとアルカンタラは、2年目に選手側が選択権を持つ契約になっていると米メディアで報じられた。日本で活躍し、メジャーで大型契約を結ぶ-。そんな野望を持った助っ人たちが、どれだけ活躍できるか注目だ。

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