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無援地獄に鬱憤?メッセ判定にブチ切れ

 8回、堂上剛に四球を与え、マウンドで荒々しくロジンを握りしめるメッセンジャー(撮影・飯室逸平)
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 「中日4‐2阪神」(29日、ナゴド)

 阪神が4連敗を喫した。9月は6勝16敗2分け。月間2桁借金は暗黒時代の99年9月以来14年ぶりの屈辱だ。先発のランディ・メッセンジャー投手(32)は八回、微妙な判定による3四球で2死満塁のピンチを招き、代打大島の内野安打で決勝点を奪われた。メッセンジャーは試合後、判定にブチ切れ。最悪のチーム状態を象徴するかのような、いら立ちを見せた。

 試合後も怒りは収まらなかった。メッセンジャーが球審の判定にブチ切れた。鬱憤(うっぷん)をため込んだまま名古屋を後にすることなど、できなかった。顔を紅潮させた右腕は、杉永球審への不満を一気にまくし立てた。

 「ゲーム全体がもう、残念だ。あのヘタクソな審判はひどい。ああいう形で点を取られて納得がいかない。ナーバスになった?ナーバスというか、怒りだ。ストライク、ボールの判定はそんなに難しくないと思う。こりごりだ」

 八回3四球 怒りがピークに達したのは同点の八回だ。先頭の岩崎をストレートの四球で出塁させると、続く森野に犠打を決められ得点圏に走者を背負った。さらに、この日2安打されていた平田も四球で歩かせた。

 ここでたまらず中西投手コーチがマウンドへ。一呼吸置き、高橋周を左飛に打ち取ったが、堂上剛への投球でもストライクを取ってもらえない。清水からの返球を素手で捕球するなどイライラは頂点に。結局、この回、3つ目の四球で2死満塁。ここで代打・大島にフルカウントから、二塁内野安打を打たれ、決勝点を奪われた。スタートを切っていた二走・平田の生還も許し、メッセンジャーが力尽きた。

 “ヘタクソ発言”を聞いた杉永球審は、困惑した表情でこう話した。

 「イライラしているようなしぐさはありましたね。それを聞いて『あれはストライクでした』とは言えません。そんなことをおっしゃっているんですか…。何が不満なんですかね」

 序盤から球審の判定に憤りを覚えたが、懸命に感情を抑え、我慢の投球を重ねた。「自分のボールは良かったと思う。内野安打2本で試合に負けた。それだけ」。中西投手コーチは「(審判とは)ゾーンの兼ね合い。メッセを責めることはない」と八回まで力投した助っ人右腕をかばった。

 メッセンジャーの姿は現在のチーム状況を象徴しているようだった。打線がうまく機能せず、投手陣の力投も報われない。助っ投のいら立ちの背景には、そんな重苦しい空気が漂っている。

 この日も2位確定はお預けとなった。9月成績は6勝16敗2分けとなり暗黒時代の99年以来、14年ぶりに月間2桁借金を背負った。シーズン残り6試合。CS本番まで残された時間は多くない。

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