西、9月度の月間MVP受賞「もう取れないと思ってた」14年以来2度目

9月度月間MVPに選出され、会見する阪神・西勇輝=東京ドーム(撮影・高部洋祐)
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 阪神の西勇輝投手(28)が15日、9月度の「大樹生命月間MVP賞」を受賞した。右腕はオリックス時代の14年、3・4月度以来、2度目の受賞となった。

 阪神に移籍して1年目の今季は、開幕から先発ローテーションを守り抜き、チームトップの10勝をマーク。10勝8敗、防御率は2・92で2年連続6度目の2桁勝利を挙げ、安定した成績を残した。右腕は「いいピッチャーがたくさんいるので、もう取れないと思っていた。良かったです」とうなずいた。

 9月は4戦4勝と負けなし。特に、負ければ逆転CS出場の可能性が消滅する9月21日の広島戦(甲子園)では8回2失点の好投を見せた。翌週のDeNA戦(横浜スタジアム)でも勝利投手。チームのCS出場には、必要不可欠な存在で、一戦必勝の厳しい戦いが続く中で、大きく貢献した。

 9月の登板には「本当に攻撃の面でバッターの方が打ってくれて、すごく助かった試合ばかりなので。あとはキャッチャーの梅野がいいリードをしてくれて、最少失点で粘ることができたので、こういう成績になっていると思います」とチームメートに感謝した。

 投球回も自身キャリアハイとなる172回と3/1に到達。「170(イニング)は最低いきたいところで、そこをクリアできて良かったと思います。来シーズン、もっとイニングを稼げるように、どんどん投げていきたいと思います」と意欲を示した。

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