骨折の糸井、後半戦開幕戦出場見送り 金本監督「今は無理」

 右足腓骨(ひこつ)を骨折している阪神・糸井嘉男外野手(36)が16日の巨人戦(甲子園)の出場を見送る方向であることが15日、分かった。まだ無理をさせずに状態を見極めていく方針で、金本監督がその見通しを明かした。

 「まだまだやな、動きは。ひねりとか、回転とか。切り返しなんかはまだ時間がかかりそう。(復帰は)もうちょっと先やな。彼も今は無理やと思うよ。自分自身でもそう思ってるはず」

 13日のオールスター第1戦に代打で出場したが、14日の第2戦は出場せず、試合前練習で汗を流した。細かな動きなどに不安が残るだけでなく「元々、あいつはヒザが悪いし」と、患部をかばうことで他の箇所に負担がかかることも懸念する。

 この日の糸井は早朝に熊本を離れて帰阪したもようだが、全体練習には姿を見せなかった。金本監督は「スタメンでいけるぐらいの状態にいち早く治してほしいね」と早期の復帰を望む一方、まずは万全の状態に戻すことを優先させる。

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