「阪神２軍春季キャンプ」（１７日、安芸）

　宜野座キャンプでの指導を終えた阪神・掛布雅之ＤＣ（５８）が１７日、再び高知県安芸市に入った。第４クールからキャンプ打ち上げまでは、これまでの練習の成果を若虎が実戦で披露することを期待した。

　１６日の西武との練習試合では、一二三が３安打し、ドラフト２位・横田（鹿児島実）も初安打をマーク。「打ったらしいね。いいヒット、いいホームランを僕も見たい。悪い結果よりいい結果の方が、選手も取り組む姿勢が変わる」。不在の間にも成長を続けた教え子の話を聞き、６日ぶりの安芸で声を弾ませた。

　もちろん、やみくもに結果だけを求めるわけではない。これからはいわば“答え合わせ”の期間。「試合でしか分からない課題が見つかると思う。どう対応していくか楽しみ」。変化球への対処など、実戦ならではの動きの中で、教えたことができているかがチェックポイントとなる。

　残る練習試合は２２、２３、２５日の３試合。「僕自身も選手と一緒に楽しみますよ」。“花丸の解答”が並ぶよう、再び指導にあたる。