歴代最速で代表通算３０得点に乗せ、さらに１得点を加えたＦＷ岡崎慎司（２６）＝シュツットガルト＝も７日、大阪・伊丹空港から成田空港経由で週末のリーグ戦出場のためドイツへ向かった。充実の表情は地元の兵庫で２得点を挙げたことだけが理由ではない。岡崎は「乾とか清武とか、互いに意見交換を自然にできたのでよかったです」と、同じドイツを戦場とする若手たちと過ごした貴重な時間を振り返った。

　清武は前半のみの出場にとどまったが、ザッケローニ監督の信頼は厚い。乾は途中出場で最多となる７本のシュートを放った。「刺激になるし、短い期間でもまた頑張ろうと思える、そういう場だった」と、若武者から大いに刺激を受けたことを明かした。

　歴代４位の代表通算３１得点。３位の原博実氏（現日本代表技術委員長）の３７得点も視界に入ってきた。それでも「チームのおかげで点を取ることが多い。（今年中に記録を破るとは）そんなに強く思ってないですね」と、謙虚に話した。