「国際親善試合、日本代表3-1ウルグアイ代表」(24日、キューアンドエースタジアムみやぎ)
日本代表がウルグアイ代表との国際親善試合に臨み、ベスト32で敗退したW杯北中米3カ国大会後初の対外試合を3-1で勝利した。A代表初出場のMF松木玖生(23)=サウサンプトン=が左足ミドルシュートで先制し、1-1の後半追加タイムに途中出場のFW塩貝健人(21)=ウォルフスブルク=が勝ち越しゴールを決めた。来年1月開幕のアジア・カップまで指揮を執る森保一監督(58)が抜てきした若手が代表初ゴールを決めて、4年後へのスタートを切った。
衝撃のゴールが決まり、スタジアムは肌寒さを吹き飛ばすほどの歓声が上がった。鮮烈デビュー弾を決めた松木は勢いに乗った膝スライディングで喜びを爆発。「決め切れて良かった」。祝福の輪に囲まれると、大きくほえた。
前半11分、右サイドの松木が大きく手を上げた。逆サイドの中村からボールを受けると、ドリブルで前進。ペナルティーエリア付近まで運び、カットインして得意の左足を振り抜いた。強烈な一撃は相手DFの股を抜いてゴール左隅へ。初招集でいきなりの初先発の中、強力なインパクトを残した。
24年にFC東京から当時イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンに移籍。将来の代表入りが期待されていた中で、壁にぶつかった。チームメートから「練習ですごくいい」と認められているにもかかわらず、出場機会に恵まれない時間が続いた。それでもメンバー外の仲間と「ここで落ちたら何もできない」と腐らずやり続け、徐々に定位置をつかみ代表まではい上がった。初出場でのゴールも「あそこは毎日練習しているところ」と成果が形となった。
第三次森保ジャパンの初陣で決めた意味は大きい。森保監督は「初キャップでの先発は彼1人。かなり緊張、プレッシャーがあったと思うが、持っている力を最大限発揮してくれた」と称賛。4大会ぶりの制覇を狙うアジア杯メンバー入り、3月からバトンを受け継ぐ大岩剛監督へも大きなアピールになったはずだ。
松木のほかにも、W杯で限られた出番に終わり、悔しい思いをした鈴木唯、塩貝ら若手が躍動。下からの突き上げが、チームを活性化させる。「あと3試合、自分に与えられたプレー時間の中でアピールしていきたい」。確かな存在感を示した23歳は貪欲に語った。