阪神・西勇輝 今季限り現役引退 球団は慰留も本人の意向は固く

 阪神・西勇輝投手(35)が今季限りで現役を引退することが24日、分かった。近日中に発表される。球団は慰留するも本人の意向は固く、追加日程で組み込まれる広島戦(甲子園)で引退試合が実施される見込み。プロ18年のベテラン右腕が、ユニホームを脱ぐ。

 今季は開幕ローテ入りを逃すも、4月30日・ヤクルト戦(神宮)でシーズン初登板初先発。5回を2失点にまとめて白星を挙げると、以降は自身3連勝を飾った。6月4日・西武戦(甲子園)ではNPB史上61人目、球団では1972年・江夏豊以来となる通算1500奪三振を達成した。

 しかし6月14日・オリックス戦以降は1軍マウンドから遠ざかった。再昇格を果たした8月25日・中日戦(バンテリン)、9月2日・ヤクルト戦(神宮)ではいずれも先発して黒星を喫した。

 菰野から2008年度ドラフト3位でオリックスに入団。3年目の11年に初の2桁勝利を挙げると、先発陣の軸へと成長した。18年オフに国内FA権を行使して阪神に移籍。19、20年には2年連続で2桁勝利、規定投球回をクリアするなどフル回転を果たした。

 ただ昨年には「右膝内側側副靱帯の変性」で戦線離脱も経験。本来の投球から遠ざかる日々も過ごしてきた。球団は今後もポストを打診する可能性が高い。卓越した制球力を武器に通算351試合登板、127勝を挙げた男がタテジマに別れを告げる。

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