三浦知良 移籍決め手は再び「Jで」 J3福島入団会見 41年目のシーズンへ決意表明「また新たなゴールを福島のみなさんと」

 小山淳代表取締役CEO(左)と共に背番号11のユニホームを持つ福島・三浦知良
 ユニホームに袖を通し笑顔を見せる三浦知良(撮影・吉澤敬太)
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 J3福島に期限付き移籍で加入したサッカー元日本代表FWのカズこと三浦知良(58)が9日、都内で入団会見に臨んだ。Jリーグには横浜FCでプレーした21年以来5年ぶりの復帰で背番号は「11」。2月に59歳を迎える不屈の男は「1分1秒でも長くピッチに立ちたい。それだけ」と41年目のシーズンへ決意表明し、福島に2011年の東日本大震災チャリティーマッチのような、感動的なゴールを届けることに意欲を示した。

 キングカズにとって、サッカーへの情熱が色あせることはない。白髪、顔のシワからは時の流れを感じさせるが、心はサッカー少年のままだ。プロ41年目、初めて福島で迎えるシーズンを前に胸を弾ませた。

 「今回福島に入団が決まり、とても興奮している。またここ(Jリーグ)でチャレンジできて幸せ。年を重ねて(2月で)59(歳)になりますけど、情熱は増している」

 横浜FCから6月30日までの期限付き移籍。日本フットボールリーグ(JFL)や地域リーグを含め、複数のオファーを受けた中で「Jでプレーしたい気持ち」が福島入りを後押ししたという。出場、得点すればそれぞれ自身が持つJリーグでの最年長記録を更新。調整は順調で2月7日の開幕・甲府戦(JITス)に照準を合わせている。

 葛藤はあった。JFL鈴鹿でプレーした昨季はリーグ戦7試合無得点。チームも地域リーグに降格した。特にケガの影響で「練習参加率が低かった」と本領発揮できず。カテゴリーを上げた中で結果を残せるのか。悩みながらも、オフの1カ月は58歳の体をいじめ抜き「今は希望の方が大きい」と迷いを振り払った。

 ここ数年は結果が出ず、世間では厳しい声もある。それでも将来的なJ2昇格を目指すクラブは「勝利を引き寄せるための基準を向上させる存在が必要」(小山淳CEO)と獲得に踏み切った。11年の東日本大震災以降、苦難から前進してきた福島県と、挑戦を続けるカズの軌跡を重ね「チームに与える影響は計り知れない」と確信している。

 東日本大震災の復興支援を目的にした11年のチャリティーマッチでは、カズがゴールを奪い、復興への願いを込めたカズダンスを披露。被災者に勇気を与えた。「自分自身、印象に残る思い出深いゴール。また新たなゴールを福島のみなさんと一緒に喜び合えたら」とカズ。レジェンドが再び、福島に希望の光をもたらす。

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