高校サッカー選手権 興国が全国初勝利 帝京大可児を2-0で下す 大阪予選後には部員飲酒発覚騒動

 「全国高校サッカー選手権・1回戦、興国2-0帝京大可児」(29日、Uvanceとどろきスタジアム)

 全国初勝利を目指した興国(大阪)は、FW安田光翔(3年)の2ゴールの活躍で帝京大可児(岐阜)を破り、2回戦進出を決めた。

 前半からボールを保持しつつ、徹底的に相手の裏をつく攻撃で得点を狙う。なかなかゴールを奪えない時間が続いたが、0-0の後半16分、右サイドを突破したFW田中凰我(おうが、3年)が中へ折り返すと、フリーのFW佐藤瞭太(3年)がシュート。一度は相手にブロックされるも、こぼれ球にFW安田光翔(3年)が左足を振り抜いて先制のネットを揺らした。

 勢いに乗る興国はさらに同22分、スルーパスに抜け出した安田が今度は右足でゴール右上隅に決めて追加点。その後はリードを守り切った。

 1964年のサッカー部創設以降、日本代表のFW古橋亨梧(バーミンガム)ら多くのプロ選手を輩出してきた興国にとって、意外ともいえる全国初勝利。雲一つ無い青空の下、勝利の凱歌(がいか)が響いた。

 興国は大阪予選で優勝した後に部員の飲酒が発覚。同校によると一部の部員が11月2日夜に飲食店で飲酒し、同3日未明に大阪府内で救急搬送された。学校が部を聞き取り調査し、ほかに問題行為が確認されなかったことから出場を判断していた。

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