「天皇杯・決勝、町田-神戸」(22日、国立競技場)
初優勝を目指す町田が、連覇を狙う神戸相手に前半を2点リードで折り返した。昨季はJ1初挑戦のクラブとして史上最高位となるリーグ3位と躍進。「タイトル獲得」を目標に掲げた今シーズン、有言実行の瞬間が迫っている。
前半6分、左サイドを突破したMF中山雄太のクロスにFW藤尾翔太が頭で押し込んだ。藤尾は仲間と抱き合って喜びを爆発。両手を振り上げて、バックスタンドの町田サポーターをあおった。
さらに同33分、右サイドからFWデュークの絶妙なスルーパスに抜け出したFW相馬勇紀が冷静に左足でネットを揺らして追加点。同杯5試合での失点数がわずか2と、堅守を武器とする町田に大きすぎる2点目が入った。
優勝すれば、1989年にトップチームが誕生したクラブにとって、初の栄冠となる。全国高校サッカーの強豪・青森山田高を率い、23年から指揮を執る黒田剛監督は「決勝の舞台でしっかり勝つことっていうのが、われわれの成長とか、次の世代に町田の名前が刻まれていくということを証明できるタイミングにもなる。相手のことをリスペクトしつつ、胸を借りるつもりでチャレンジャー精神で当たっていきたい」と意気込んでいた。