日本代表・森保監督「本当に申し訳ない試合」 米国に0-2完敗 中2日で先発総入れ替えも不発、主力組との差が浮き彫りに

 「国際親善試合、日本代表0-2米国代表」(9日、コロンバス)

 日本代表は米国代表に0-2で完敗した。6日のメキシコ代表戦から先発を総入れ替えした日本はリズムをつかめず、前半30分に先制された。後半途中に三笘薫(28)=ブライトン=らを入れて攻勢に出たが、同19分に2点目を許した。世界ランキングは日本が17位。2026年W杯北中米3カ国大会の開催国の一つである米国は同15位で、対戦成績は通算2勝2敗となった。米国遠征は1分け1敗で終えた。日本は10月に国内でパラグアイ代表とブラジル代表との国際親善試合に臨む。

 見せ場のない試合に、国内のファン・サポーターは朝からモヤモヤに包まれたことだろう。試合後、森保監督は「本当に申し訳ない試合でした。すいません」と開口一番に謝罪。手応えをつかんだメキシコ戦から一転。中2日で同格の米国相手に先発総入れ替えで臨むも、理想からほど遠い内容で力負け。主力組との差が浮き彫りとなった。

 2失点とも“軽かった”印象だ。先制点につながる突破を許した望月は「経験で片付けられる問題ではない」と猛省。後半の失点も人数がそろっている中であっさりと許した。直前にピッチに入った鎌田は「ああいう形で失点しちゃうと試合が終わってしまう」と指摘。ケガ人続出で急造の守備陣が精彩を欠いた。

 攻撃面も不発。細かい連係やパスミスが散見し、決定機は少なかった。「世界レベルのチームと対戦した時に本当に2、3チーム(分の選手層)での戦いができるかという部分の答えが出た」と指揮官。“無双”したアジア相手に見えてこなかった課題が顕在化した。

 W杯に向けた予行演習の米国遠征は未勝利、無得点と物足りない結果に終わった。消耗の激しいW杯本大会では選手の入れ替えは必要不可欠。目標とする世界一へ、この敗戦を良薬にしなければならない。

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