東京V、柏に6月だけで3敗 計1-8の屈辱にゴール裏はブーイング 城福監督は戦力差嘆く「クラブとして危機感を持たないといけない」

 後半、シュートが決まらず悔しがる東京V・川崎修平(右)
 リーグ戦歴代最多指揮のチーム記録を更新した東京V・城福浩監督(撮影・伊藤笙子)
 後半終了間際に3点目を決められ、ぼう然とする東京V・マテウス(撮影・伊藤笙子)
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 「明治安田J1、東京V0-3柏」(15日、味の素スタジアム)

 東京Vは柏に完敗。柏に対し、ルヴァン杯を含めて今月だけで3連敗を喫した。3戦合計スコア1-8の屈辱に、試合後はゴール裏のサポーターからブーイングが巻き起こった。

 前半2失点で追いかける展開となり、相手に試合を優位に進められた。さらに柏は、クラブW杯開催に伴い特例措置での移籍期間に加入した3選手が後半途中から出場し勝利に貢献。逆に補強がなかった東京Vに戦力差を見せつけた。試合後、城福監督は「僕は一番大事なのは競争だと思う」と話し出しこう続けた。

 「自分たちがプレーをしている間にパフォーマンスを見せなければ取って代われる選手がいて。もちろん私の指導者としての拙さがあることは認めますけど。誰を出そうかと、誰かを出したらこの選手が先発で出せないと、頭を悩ませるようなチームにならないと。それが冬であろうが夏であろうが乗り切れない」

 「柏は今日、6月のウインドウで獲った3選手がピッチに立っている。非常に危機感があります。クラブとして危機感を持たないといけない。現場がもちろん、僕は全責任のもとで危機感を持っています。競争力をいかに上げるか。もうそれに尽きますね。なぜ自分がでられないんだというぐらい激しい思いをする選手が全員にならない限り、なかなかシーズン乗り切るっていうのは難しいと思います。それを目指したいと思います」

 クラブ歴代最多指揮数更新となる121試合目の指揮を勝利で飾れなかった城福監督。会見の言葉にも熱がこもった。

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