J1神戸・MF扇原 戦友・武藤に捧げるV弾!ポーズ決め届けたい思い「一日でも早く戻ってきて」2位柏撃破で3連覇へ前進

 前半、FKで勝ち越しゴールを決める(撮影・金田祐二)
 前半、FKを決め、武藤のポーズをまねる神戸・扇原
 武藤のセレブレーションポーズ
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 「明治安田J1、柏1-3神戸」(31日、三協フロンテア柏スタジアム)

 J1神戸はMF扇原貴宏(33)の得点などで3-1で柏を破り、勝ち点30とした。柏は3試合勝ちなしで同34のまま。首位鹿島はG大阪を1-0で下し、勝ち点を40とした。最下位の横浜Mは遠野の2ゴールなどで町田を3-0で破り、2連勝で勝ち点14とした。名古屋は3-0で新潟を下し、同23とした。福岡-東京Vは0-0で引き分けた。川崎Fは2-1で広島を下した。

 苦しむ戦友へ画面越しにメッセージを届けた。決勝ゴールとなる直接FKを決めたMF扇原はカメラに向かって、親指、人さし指、中指で顔を覆うゴールパフォーマンス。23日に腰の手術で長期離脱が発表されたFW武藤のポーズを披露した。「なんとなく点を取ったらやろうと決めていた。こんなにすぐ決められるとは」と振り返った。

 先制後に追いつかれ、1-1となった前半40分だ。ゴールまで約25メートルの距離で獲得したFK。扇原の振り抜いた一撃がゴール右上に突き刺さった。「風上だったので。思い切って打とうと」。地の利を生かしたゴールに吉田監督は「スーパー。風をうまく利用した」と手放しでたたえた。

 扇原にとって、今季初得点は連覇を決めた昨季最終戦以来のゴール。当時は武藤が「自分のゴールよりうれしかった」と涙していた。一緒に家族旅行に行くほど仲がいい2人。それだけに扇原は「一番苦しんでいるのはヨッチ(武藤)自身。悔しい思いをしている姿を目の前で見ていたので、本当に一日でも早く戻ってきてほしいという思いがあった」と明かした。

 アウェーで2位柏を破った価値も大きい。「優勝争いに生き残れたと思う」と扇原。吉田監督も「現状6位という結果に満足していないが、今後もっと上にいける手応えを徐々に感じている」と話した。目標の3連覇へ、さらに加速していく。

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