「明治安田J1、C大阪1-2町田」(29日、ヨドコウ桜スタジアム)
リーグ戦3連敗中の町田が敵地でのC大阪との一戦をものにし、5戦ぶりの勝利を果たした。
試合が動いたのは後半4分。左サイドのMF中山からのクロスが途中出場のFW呉世勲(オ・セフン)につながると、左足を振り抜きゴール左に先制弾を突き刺した。チームとしても6日の川崎戦以来、4戦ぶりの得点だった。同20分には再び呉世勲がクロスを頭で合わせたがバーにはじかれる。それでもC大阪の猛攻を振り切りながら、攻め手を緩めずにいると、同33分には左CKからFW相馬が送りこんだ球をDFドレシェヴィッチが押し込み、決定的な追加点を挙げた。
前節のホームでの湘南戦で、黒田監督指揮下では初の3連敗を喫していた。黒田監督自身に一部週刊誌からパワハラ疑惑を報道されて以降、3敗1分と苦しみ、湘南戦後には「受け入れがたい現実」と嘆いていた。今節も試合前の定例会見を見送るなど動揺は隠せなかったが、ついに“泥船”から脱出することに成功した。