鹿島 ホームで26戦無敗 後半同点弾でリーグ新記録 鬼木監督「負けないのはサポーターのおかげ」
「明治安田J1、鹿島1-1浦和」(16日、カシマスタジアム)
鹿島が伝統の勝負強さを発揮した。終了間際に追い付き、本拠地での連続無敗は新記録の26試合に。鬼木監督は「勝ち切りたかったのが本音だが、ホームで負けないのはサポーターのおかげ」と感謝を口にした。
0-1で折り返した後半、監督は次々と攻撃的な選手を投入した。攻めの核であるFW鈴木も左サイドや守備的MFに移しながらピッチに残した。この積極策が終了間際に実る。鈴木がFKのこぼれ球を拾った流れから、負傷の影響で中盤から前線に変わっていたMF知念が頭で同点とした。
采配が的中した監督は「結果論。(知念の)アクシデントがなければ、そういう形にしていたか分からない」と話す。ただ、攻めっ気の強い選手を多く並べる執念は会場の熱気を呼び、劇的な展開を導いた。