鹿島・鬼木新監督、ほろ苦の黒星スタート「非常に残念」 湘南に0-1 攻撃で見せ場少なく
「明治安田J1、湘南1-0鹿島」(15日、レモンガススタジアム平塚)
9季ぶりの優勝を目指す鹿島は攻撃で見せ場をあまり作れず、アウェーで湘南に敗れた。昨年まで8季川崎を率い7冠に導いた鬼木達新監督(50)は、鹿島での初陣を勝利で飾れなかった。
試合後、鬼木監督は「アウェーで、多くのサポーターが駆けつけてくれた中、勝てなかったことはすごく申し訳ない気持ちですし、悔しい。もっとアグレッシブなサッカーを見せたかった。非常に敗戦には残念に思っています」と肩を落とした。
立ち上がりは両サイドから押し込み、得点のにおいを感じさせる鹿島。前半4分にはMF荒木の左CKから、こぼれ球にFW鈴木が枠内に強烈なシュートを放つも、相手GKの好セーブに阻まれた。
前半15分を過ぎたあたりから徐々に湘南ペースに。ピンチをしのぎ続けていた鹿島だったが、流れをつかめないまま後半19分、湘南のFW福田にゴール前で突破を許し、先制された。その後は、28分に鈴木、新加入のFWレオセアラに変えて、17歳のFW徳田、田川を投入するなど打開を図るも、最後まで得点を奪えなかった。
鬼木監督は2017年から川崎を8季率い、4度のリーグ優勝を含む7つの国内主要タイトルを獲得。攻撃的なサッカーでJリーグを席巻したが、この日は攻撃で見せ場をあまり作れず。鹿島には選手時代の1999年以来の復帰となったが、ほろ苦い黒星スタートとなった。