レオセアラ3発で鹿島首位浮上 打撲右膝に痛み止め注射もなんの 点取り屋の本領発揮

 「明治安田J1、柏1-3鹿島」(8日、三協フロンテア柏スタジアム)

 鹿島が柏との上位対決を3-1で制し、勝ち点12で首位に浮上した。FWレオセアラ(30)がハットトリックと活躍した。柏は同10。湘南はFC東京と0-0で引き分け、同11。浦和は岡山を1-0で下し、今季初白星を挙げた。C大阪はMF北野颯太(20)が今季4点目を挙げたが、名古屋と1-1で引き分けた。名古屋と新潟は開幕5戦未勝利。ACLEなどとの兼ね合いで今節の川崎-横浜Mは4月9日、神戸-広島は7月2日に行われる。

 期待を裏切らない活躍で鹿島を4連勝に導いた。2-1の後半17分、FWレオセアラは右から強烈なシュートをねじ込み、ハットトリックを達成。「率直にうれしい。でもチームの勝利に貢献できたことの方が自分にとって大事なこと」と涼しげな顔だった。

 練習で打撲した右膝に痛み止めの注射を打っての出場だったというが、それを全く感じさせない力強さがあった。好機が少なかった前半の26分に安西の左クロスを頭で合わせて先制。後半5分には速攻から松村の左クロスを詰めた。どちらも的確な位置取りと、シュートの技術が光った。

 昨季、C大阪で得点ランキング2位の21ゴール。9年ぶりのリーグ制覇を狙う鹿島に大きな期待を背負って加入した。献身的な守備をこなしつつ今季5戦5発とし、鬼木監督は「守備に追われながらも(点を取る)ポイントに入れる」とたたえた。「仲間のおかげ。まだ自分たちは成長過程にある」とレオセアラ。謙虚な姿勢を崩さないブラジル人ストライカーが首位に浮上したチームの中心にいる。

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