横浜M 連覇かすむ痛恨の敗戦 武藤、大迫にやられた DF角田「神戸の勝ちパターンに」

 「明治安田生命J1、横浜M0-2神戸」(29日、日産スタジアム)

 首位攻防の一戦は、首位の神戸が大迫勇也(33)の今季20得点目と武藤嘉紀(31)のゴールで横浜Mに2-0で快勝した。勝ち点は神戸が58、横浜Mは54のままで4差に広がった。

 連覇への道を切り開く一戦で痛恨の敗戦だ。マスカット監督も「悔しい結果となった。選手は最後まで諦めない姿勢を見せてくれたし、1点を返せば流れが来ると思ったがチャンスを生かし切れなかった」と振り返った。

 前半23分にDFエドゥアルドと神戸FW武藤が接触。VARが介入してPKの判定となり、FW大迫に決められて先制点を献上。前半43分には右CKを武藤に頭で合わせられて2点目を失った。

 DF角田も「あの2人に取られて、神戸の勝ちパターンに入った感じになった」と悔やむ2失点。後半は横浜Mも、再三神戸のゴールに襲いかかるが、自慢の攻撃陣が決定力を欠き、最後までゴールネットを揺らすことはできなかった。

 これで残り5試合で勝ち点4差に引き離された。マスカット監督は「自分たちはここで止まることはない。何も終わっていないし、強い気持ちで準備していく」と話したが、リーグ連覇がかすんでいく大きな敗戦となった。

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