古橋亨梧 イニエスタに恩返しだ 神戸時代の“師匠”へ誓った代表弾量産「彼に届くように」

 前田(右)と競り合う古橋(撮影・金田祐二)
 イニエスタ(左)から祝福を受ける古橋=2020年7月
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 サッカー日本代表は6-0で大勝したエルサルバドル戦から一夜明けた16日、愛知県豊田市内で国際親善試合のペルー戦(20日・パナソニックスタジアム吹田)に向けて調整した。前夜、2年ぶりの代表弾を決めた古橋亨梧(28)=セルティック=はJ1神戸時代の“師匠”で、今夏に神戸を退団する元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(39)に恩返しのゴール量産を誓った。

 古橋の飛躍はイニエスタなくしてありえない。ともに2018年途中、神戸に移籍。“魔法使い”と出会ったことがサッカー人生を変えた。「同じタイミングで僕も運良く神戸に呼んでもらえて、たくさん学ばせてもらった。日本に来てくれてありがとうと言いたい」と敬意を込めた。

 世界的名手のパスは異次元の精度で、ゴールハンターの潜在能力を覚醒させていった。一番の教えを問われると、「駆け引きというところ。信じて待って走れば(イニエスタは)本当にいいボールをくれた。ゴールを取るために我慢するということは一番、学んだ」とうなずいた。

 「我慢」を胸に今季27ゴールを挙げ、スコットランド1部リーグ得点王&MVPと大躍進。満を持して代表に招集された。前夜はヘッドで2年ぶりのゴールを挙げて、昨年のW杯代表落選の雪辱を果たした。

 「(イニエスタに)少しは(成長を)見せられたかな」と笑顔。一方で恩返しはまだこれから。「次が大事。少しでも自分の名前が彼に届くように、ほかの皆さんにも届くように頑張りたい」とゴール量産へ意気込んだ。

 7・1札幌戦(ノエスタ)が日本ラストマッチとなる師匠。「もう少し時間はあるし、日本で楽しんでほしい。タイミングがあれば会いにいきたい」と日本の“一番弟子”として感謝を伝える。

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