横浜M 6度目の正直で念願初V 喜田主将「このタイトルが必要だった」J連覇へ弾み

 「富士フイルム・スーパーカップ、横浜M2-1甲府」(11日、国立競技場)

 30周年を迎えるJリーグのシーズン幕開けを飾る一戦。昨季のJ1王者・横浜Mが、前半にエウベルのゴールで先制。後半に西村が決勝点を決め2-1で天皇杯覇者のJ2甲府を破り、6度目の出場で初優勝を飾った。リーグ連覇を目指す今季、17日の川崎とのリーグ開幕戦を前に念願のタイトルを手にして勢いをつけた。

 “6度目の正直”でクラブの歴史に新たな勲章を加えた。決して相手を圧倒したとは言えない試合内容。それでも主将のMF喜田は、「本当にチームが変わっていきたいと思うなら、このタイトルが必要だった。取り切れたのは良かった」と結果の重みを強調した。

 試合が動いたのは前半30分。右サイドでFW水沼のパスを受けたFWアンデルソンロペスが逆サイドのラストパス、これをFWエウベルが冷静に決めて先制点を奪った。

 だが、天皇杯でJ1勢を撃破してきた甲府も前半44分にショートカウンターから最後はFWウタカがゴールネットを揺らす。一時はオフサイドの判定も、VAR検証でゴールが認められ同点とされた。

 不穏な空気を変えたのは後半16分だ。ゴール前で抜け出したアンデルソンロペスのシュートが左ポストを直撃も、こぼれ球をMF西村が押し込んでの決勝点。「ラッキーゴール。公式戦1発目で結果が出たことは良かった」と振り返った。

 小池龍、松原の離脱でCBの上島を右SBで起用する急造の布陣。それでもマスカット監督は「いいときも悪い時も、自分たちは常にチャレンジをしていく」と強い決意を示した。歴史を変えたタイトル奪取を糧に、17日の川崎とのリーグ開幕戦から連覇への道を突き進む。

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