横浜Mが“6度目の正直”でスーパーカップ制覇 西村拓真が決勝弾

 後半、ゴールを決め駆け出す横浜M・西村拓真(撮影・吉澤敬太)
 前半、先制ゴールを決める横浜M・エウベル(左)=撮影・吉澤敬太
 前半、横浜M・エウベル(7)のゴールを喜ぶ横浜Mサポーター(撮影・吉澤敬太)
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 「富士フイルム・スーパーカップ、横浜M2-1甲府」(11日、国立競技場)

 J1王者の横浜Mが天皇杯覇者のJ2甲府に2-1で勝利した。スーパーカップ6度目の挑戦で初制覇となった。

 立ち上がりは甲府に攻め込まれる場面もあったが、前半11分に右サイドからMF渡辺皓太がシュートを放つなど徐々にペースを取り戻した。先制点が生まれたのは同30分。FWアンデルソンロペスの折り返しをFWエウベルが右足で冷静に流し込んだ。

 だが、その後は攻めきれず。同44分にはVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の末、ピーター・ウタカに同点を許し、1-1でハーフタイムを迎えた。

 横浜Mは後半に力の差を見せた。同16分。DF角田涼太朗が最終ラインから持ち上がるとスルーパス。抜け出したアンデルソンロペスの放ったシュートがポストに当たり、はね返ったこぼれ球をFW西村拓真が押し込み決勝ゴールとなった。

 守備では昨季リーグ全試合に出場したGK高丘陽平が米MLSバンクーバー・ホワイトキャップスへの移籍に向け離脱しており、オビ・パウエル・オビンナが今季最初の公式戦で先発。前半に好セーブを見せるなど追加点を与えず勝利に貢献した。

 過去5度のスーパーカップを戦い、いずれも勝利できておらず直近では2020年に神戸と対戦してPK戦の末に敗れていた。“6度目の正直”で初となるスーパーカップのタイトルを獲得した。

 賞金は優勝3000万円、準優勝2000万円となっている。今回はマスク着用を条件に観客の声出し応援が全席で解禁された。

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